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【人生が楽しくない】とはどういう状態?感じやすいタイプや対処法などにつていて解説!

日々の生活の中で、なんとなく、「自分の人生って面白くない」「楽しいことなんか何も人生だ」と思うことありませんか?きっとそう思うのは、あなただけではないと思います。多くの人が、そのような経験をしているのではないでしょうか。

人生が楽しくない、面白くないと思ったとき、そのような自分とどう向き合ったらよいか悩んでしまうのではないでしょうか。気持ちも落ち込みやすくなりますし、マイナス思考も優勢になりやすくなります。

 今回は、人生が楽しくないとはどういう状態なのか、どのような状態のときに感じやすいのか、どのようなタイプが感じやすいのかなどを解説します。

 そして、最後に、人生が楽しくないと感じたときに、試してほしい対処法についても説明します。

 1つでもお役に立つことがありましたら、試していただけると幸いです。

1. 人生が楽しくないとは

最初に、「人生が楽しくない」とはどういうことかについて考えてみます。

(1) 「人生が楽しくない」とはどういう状態

人生が楽しくない状態とは、憂うつな気分に悩まされ、ストレスを強く感じている状態だと言えます。例えば、やりたくないことを我慢してやっている状態などです。また、「刺激が少ない」と、退屈でつまらない人生と感じやすくなります。毎日、同じ時間に起き、同じ時間に帰宅し、家の用事をする、ご飯を食べて寝るといったようなパターンの繰り返しをしていると、新しい刺激が少なく、人生が楽しくないと感じやすくなります。

(2) 「楽しくない」と同じように使われる「つまらない」について

 「つまらない」には、面白くない、意味がない、くだらない、馬鹿馬鹿しいなどの意味があります。「楽しくない」「つまらない」も同じような使い方をするかもしれません。そして、両方ともネガティブな感情表現です。「人生がつまらない」と感じる状態では、何をしても楽しいと思えなくなります。それまで楽しんでできたことも、「つまらない」と感じると、楽しく思えなくなります。

(3) 「人生が楽しくない」とどうなる

「人生が楽しくない」などと考えてばかりいると、憂うつな気分に陥りやすくなります。これという目標・目的がない、刺激がない、なんとなく一日が終わってしまうなど、ネガティブな思考に支配されやすくなり、何をやっても楽しいと思えなくなり、かといって何をすれば楽しい気分になれるかもわからなくなったりします。そして、充実感を感じにくくなり、悪いこと(ネガティブかこと、マイナスなこと)ばかりに焦点が当たってしまう傾向が強くなります。

(4) 「楽しくない」の反対語「楽しい」とはどういう状態

 「楽しい」とは、明るい気分で、満ち足りた気持ちのことです。そのような状態で活動をしていると、ネガティブな思考にとらわれることが少なくなり、集中して物事に取り組めルようになり、成功した時のワクワク感を感じながら、いろいろな進めることができるようになります。また、感情にまかせてやり続けるのではなく、事前準備をしながら進めていくことで、スタート前から気持ちの準備をすることも出来るようになります。

(5) 「人生が楽しい」とどうなる

 人生が楽しいと、今の生活、自分に満足感が生まれます。「自分はこれでいい」と思えるようになり、それらが対人関係にも大きな影響を与えます。そして家族や友人、パートナーなどに対し、豊かな人間関係を築けるようになります。また、「自分はこれでいい」と思えるようになると、自己肯定感が上がり、人生にやりがいを感じるようになり、自信が持てるようになります。

2. どんなときに人生が楽しくないと感じるか

 私たちは、どのような時や瞬間に「自分の人生が楽しくない」と感じるのでしょうか。

(1) 自分に自信がないとき

 自分に自信がないと、「どうせ自分なんて、何をやってもダメ」「何をやったって、うまく行くはずがない」と始める前からネガティブに考えてしまいがちです。そうなってしまうと、新しいことに挑戦したり、楽しもうと思ってもやる気が起きません。人生に変化を求めても行動できない場合が多く見られます。

(2) 孤立感を感じるとき

 話をする友達がいなかったり、自分を素直に表現できる相手がいなかったりすると、孤立感を感じ「人生が楽しくない」「つまらない人生」と考えてしまう理由になります。私たちは他人とのつながりのなかに、多くの楽しみを見出すことができものです。他人とのつながりは、「楽しくない、つまらない」人生の大きな分岐点になるかも知れません。

(3) 毎日の生活に不満を感じるとき

 毎日の生活に不満を感じるようになると、何をやっても満たされた気分になれない、人生が楽しくないと思うようになります。毎日同じような生活が続いているようなとき、やりたくないことをし続けているとき、お金に余裕がないときなどは、人生が楽しいと感じられなくなります。そして、人生が楽しくないと感じてしまうと、何に不満があるのかも分からないなるときもあります。

(4) やりたいことができてない

  「やりたいことがあってもお金がないのでできない」と諦めてしまうことが多くなると、楽しくない人生と感じてしまいまる。そして、ストレスも溜まってしまいます。お金は、私たちの生活に大きくかかわる問題です。金銭的に余裕のない状態は気持ちにも余裕をなくし、楽しくない人生と感じやすくなります。

(5) 単調な毎日を過ごしていると感じるとき

 毎日同じような生活パターンが続くと、刺激の少ない毎日が単調でつまらない、楽しくないと感じるようになるかもしれません。同じことの繰り返しの毎日は、裏を返すと平凡でも安定した生活と受け取れることができます。しかし、何年も同じことを繰り返しているうちに、飽きてしまったり、何をしても楽しくない、人生退屈だと思うようになります。

(6) 思い通りに行動できないとき

 周囲の視線や評価を気にしてしまい、自分の思うような行動が出来ないときは、自分
の人生を生きてる感覚がなかなか持てずに楽しくない、つまらない人生と感じやすくな
ります。また、いつも何かに気を使ったり、他人の視線を意識してしまい、「これをしては
ダメ」「これをやってはいけない」などに縛られていると、思い通りに行動することができ
ずに楽しくなくなります。

(7) 大きなストレスを抱えていて疲れているとき

 ストレスは、外部からの刺激などによって体の内部に生じる反応のことです。ストレスが多く溜まっている場合などは、何をしても楽しくないと感じやすくなります。本人にとって大きなストレスと捉えている場合には、感情麻痺が起きることもあり、普段は楽しいと思うことも、楽しくない、つまらないと感じることもあります。

3. 人生が楽しくないと感じやすいタイプ

次は、「人生楽しくない」と感じやすい人はどのようなタイプか考えてみます。

(1) 他人と比較ばかりしてしまう

 自分の生活や収入、仕事など人と比較ばかりしてしまうと、自分の人生がつまらないものに感じてしまいます。特に、今の状態に満足がいかない場合などは、劣等感をいだきやすくなり、上手く行っている人に対して自分の人生を卑下してしまうかもしれません。また、比較ばかりしていると、自分も他人から比較されていると不安になりやすくなります。

(2) ネガティブ思考が優先しやすい

 何事もネガティブに捉えやすい人は、ささいなことを気にしたり、物事をマイナスに考えることが多いため、人生を楽しむことが苦手になります。何かを始めようとしても「上手く行かなかったらどうしよう」「どうせ自分には出来っこない」と、始める前から諦めや不安が優先してしまい、人生を楽しむことができなくなります。

(3) 思い込みが強い

 同じことであっても、その人の思い込みによって人生が楽しくない、つまらないことになってしまうこともあります。毎日同じことの繰り返しで刺激も変化もない毎日は、つまらない楽しくないと思い込んでしまうと、人生が楽しくありません。しかし、何もない毎日の積み重ねの日々があるから、安心安全で穏やかに過ごせると思えば、その中でささやかな楽しみを見つけることも出来ます。

(4) 打ち込めるものがない

 何ごとであっても打ち込めるものや夢中なることがあると人生を楽しく感じます。打ち込めるものは人それぞれです。例えば、仕事やスポーツ、ゲーム、手芸や料理、子育てなど、さまざまなことが対象になります。打ち込めるものは心の充実感を得るための大きなキーポイント言えます。反対に打ち込むことがないと、心を満たしてくれるものがないので、楽しくないと思うようになります。

(5) 自分を信じることができない

「何があっても自分は大丈夫」「何とかなると」など自分の可能性を信じることができると、失敗を恐れずにいろいろなことにチャレンジすることができます。しかし、自分の可能性を信じることができない人は、失敗を恐れ、周囲からの評価を気にするあまり、人生を楽しむ余裕がなく、人生をつらい、つまらないものと感じやすくなります。

(6) 行動を起こすのが苦手

 行動を起こすのが苦手なタイプは、やってみたいことがあっても、「どうせやっても無理だ」とか「うまくいかないに決まってる」と行動を起こす前に、頭のなかだけで自己解決してしまい、行動した時の充実感や楽しみ、ワクワク感を経験するチャンスを自分から放棄してしまう可能性があります。それは人生が楽しくないと感じるようになることであります。

(7) 人生の目標を見失っている

 人生において「目標」は、とても大きな意味を持ちます。言い換えると、人生の目標は生きる意味とも言えます。人生の目標を見失ってしまうと、無気力になったり、考えすぎてからまわりしたりして、人生が楽しくない、虚しいもと考えるようになりやすいです。

(8) 人間関係が苦手

 アドラーによると「あらゆる悩みの原因は人間関係にある」とされています。それくらい私たちの悩みの多くは対人関係からくるものが多いということです。人間関係の悩みは大きなストレスを伴います。悩みながら、ストレスを溜めながら、それでも苦手な人と向き合うことは、とても厳しいことです。特に人間関係が苦手な人にとっては、人生が楽しくないと感じる大きな理由になります。

(9) 今やっていることにやりがいを感じない

 やりがいとは、やったことに対する満足感や充実感、手ごたえなどを表わす言葉です。やりがいを感じるポイントは人それぞれです。「人から感謝されること」や「自分が社会に必要とされている」など、また、「高い報酬」もやりがいを与えてくれます。今やっていることにやりがいを感じないと、今の自分や人生がつまらないと感じやすくなり、人生が楽しく思えなくなります。

(10) 余裕がない

 ここでいう余裕がないとは、心の余裕がないということです。心も体も健全な状態のときは気にもならなかったことが、心身どちらかの不調をきたすことでいろいろなことが気になり出すということです。心や体調が不調になると、これまで楽しんで出来ていたことができなくなることもあります。心と体は表裏一体の関係にあります。どちらか一方が健全であればよいということではありません。余裕がないことで人生を楽しむことができなくなります。

4. 人生が楽しくないときは考え方を変える

「人生が楽しくない」と感じたときに、思考や視点を変えることについて考えてみます。

(1) ポジティブを心がける

心が疲れていたりストレスが大きすぎたりすると、人生がつまらない、楽しくないなどのネガティブな思考に陥りやすくなります。ポジティブな思考は、表現の仕方や視点をを変えることで可能になります。例えば、悪いところばかりでなく良いところに目を向ける、「失敗する私はダメな人」ではなく「次は失敗しないようにしよう」のようにネガティブな発言を言い換えるなどです。

(2) 自分の気持ちを大切にする

 いつも他人の意見や行動を優先するのではなく、ときには自分の気持ちを優先する
ことも大事です。自分の気持ちを優先することは、悪いことでも自分勝手なことでもあ
りません。そして、難しいことでもありません。他人の意見や行動に流されそうになった
ことに気づいたら、「やりたいのorやりたくないの」「行きたいのor行きたくないの」など
とシンプルな質問を自分に投げかけてみるだけのことです。

(3) 他人は他人と割り切る

 何かをやろうとするとき、他人と自分を比べてしまう癖がついていると、なかなか決断できないことがあります。他人は他人、自分は自分と割り切れないでいると、人の目を気にしてしまい、外からの影響に敏感に反応しやすくなり、人生を楽しむことができません。他人の人生を羨むこともあるかもしれませんが、他人は他人と割り切ることで、自分の人生と向き合うことができるようになります。

(4) 考えすぎない

 「人生つまらない」「人生楽しくない」と思ってしまうと、どうしてもその原因を探そうとしてしまいます。探そうとすればするほど、「ど壺にはまる」こともあります。原因追及するよりも、先ずは考えることを止める勇気も大事です。気持ちの切り替えをして、自分にとってマイナスになる思考はストップする。深く追及し過ぎない、考えすぎないことも、時には必要です。

(5) 本当に嫌な事は断る勇気を持つ

 人生が楽しくないと感じる人は、自己主張が苦手な方が多いように思います。嫌なことを引き受けてしまうことが多く、それがストレスになってしまうこともあります。楽しくないことは捗るスピードも遅くなりがちなので、時間がかかることも多いのではないでしょうか。本当に嫌なことは断る勇気を持ちましょう。何でもかんでも引受けなければいけないという考え方は捨てたほうがよいでしょう。

5. 人生が楽しくないときの対処法

 最後に人生が楽しくないと感じたときの対処法について説明します。

(1) 身体を動かす

 人生が楽しくないと感じたら。何はともあれ、身体を動かしてみましょう。身体を動かすと気持ちがスッキリし、前向きな気分になります。楽しくない状態を解消することもあります。軽い運動や散歩などは、良い気分転換になります。運動で身体を動かすことで、「幸せホルモン」セロトニンの分泌が促進され、楽しくない状態が改善される可能性が多いにあります。

(2) やりたいことをやる

 やりたくないことをやっていると空しくなります。つまらないと感じ、楽しくないはずです。周りがどうであれ「自分のやりたいことを」やってみましょう。これまで我慢したり、気を使ってやらなかったことをやってみるのも良いでしょう。あるいは、旅行に出かける、高価なスイーツを食べに行く、美術館や観劇、映画を見に行く、なんでもOKです。「やりたいことをやる」自分に「いいんだよ」と声をかけることも、時には大切です。

(3) 自分が信頼している人に話を聴いてもらう

 ゆっくりと、穏やかに、安全安心の場で自分が信頼できる相手に話ができると、気持ちの整理がつきやすくなります。人生が楽しくないと感じたら、自分の信頼できる人に話を聴いてもらうことで、ストレスの緩和や解消に役立つこともあります。「人生が楽しくない、つまらない」と感じるようになると視野が狭くなり、自分だけがそのように思いでいると考えがちですが、聴いてもらうことで、いろいろ整理でき、新しい発見につながる可能性があります。

(4) 日常の些細なことに注意を向ける

 日常の些細なことに目を向けることで、これまで気が付かなった「小さな幸せ」を感じることができます。人生の幸せは大きな成果でも周囲の評価でもないことも多くあります。何気ない日常の中に「生きる楽しみ」を見出すことも出来ます。自分だけの好みで些細な楽しみを見つけることができるようになると、人生の張り合いが生まれ、感謝の気持が生まれやすくなり、心穏やかになれるはずです。

(5) 無理をしない生き方をする

 やりたくないことをやっていたり、周りに合わせて生きていると「人生が楽しくない」と感じやすくなります。もっと自分の気持ちを優先しても良いのではないでしょうか。自分の気持ちを優先することは、決して悪いことでも難しいことでもありません。何か無理をしていると気づいたら、「自分はどうしたいの」とシンプルに自分自身に聴いてみることです。そして、その時の自分の気持ちに素直に行動すればよいのです。

(6) 居心地の良い場所を見つける

 人生がつまらない、楽しくないと感じているなら、自分の居心地の良い場所を見つけるのも対処法の一つです。職場や家庭以外の別の場所のことを「サードプレイス(第三の居場所)」というそうです。普段の生活の場ではなく、リラックスできる、気分転換できる、エネルギー補給ができる場所、新しい出会いがあるかもしれない場所と考えてみるとよいでしょう。自分にとってのサードプレシスを見つけることで、気分の落ち込みを改善できるかもしれません。

(7) 行きたいところに行ってみる

「人生が楽しくない」「今の自分がつまらない」と感じたのなら、先ずその状態をリセット
することを考えることが大事です。そのための方法の一つに、「行きたいところに行って
みる」があります。行きたいところは、今の自分の心が求めているところかもしれません。
行くことで、大きな気づきや発見があるかもしれません。行動してみることです。「いつで
も行ける」「余裕が出たら行く」と思っていると、どうでもよくなることもあります。今の
自分が欲している場所に行ってみることで、何か手に入れるチャンスがあるかもしれま
せん。

6. まとめ

人生には、物事がうまく進まない、何をやっても上手く行かない、自分の計算通りにかないことが多くあります。それが続くと、何をやってもつまらない、張り合いがない、生きていることが楽しくないと感じてしまいます。私もそのような経験を、何度となく繰り返してきました。人生にはいろいろなことがあるということです。うまく行かない、思い通りに進まない原因を、なぜなぜを繰り返し探っていても楽しい人生は来ないことも経験してきました。
今回のテーマは、これまでの私の経験も踏まえて書いてみました。いま「人生が楽しくない」と悩まれている方に、一つでも参加になることがあれば幸いです。